また、老子のお気に入りの言葉です。
天下皆知美之為美、其悪已
天下皆知善之為善、其不善已
皆が美しいと言う為の美は、悪でしかない。
皆がそれが善だと言うための善は、不善にしかならない。
たしかに、今の世の中の善悪の判断は、何が正しいのかという判断を誰かが言い出したところから始まってる気もする。
義務教育の学校に行くこと、それは当然の正しいことだと思われているけれど、その為に苦しんでいる人もいる。
簡単に何が良いとか、言うのは簡単だけど、そこから漏れてしまった人は何か悪いことをしたわけでは無いよね。
会社で働くのが正しいと思う親は、その思いの為に不況で職を得られないと子供を苦しめしまうだろうし、親自身も苦しむだろう。
三十歳あたりで結婚するのが良いと判断される世の中なら、その思い込みで劣等感を感じる人もいるだろう。
何が良いとか、簡単には言えないんだな。逆の立場で苦しんだ経験のある人はたくさんいるだろうね。
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