中国も金の払い方を友達間でチェックしあうのが、常識だ。
同じレベルで付き合うならば、払い過ぎても払わせ過ぎてもいけない。下っ端になるならご馳走になれるし、上に立ちたければ単に払うだけでなく、友達が中国にたくさんいて、議論も上手で筋が通ってないと舐められて金づるにされて終わるのがこの国の難しいところです。
中国で知人に会うときは、何故かスーパーリッチがどこからともなく出てくることが多いので、私はご馳走になるケースが専らです。ここでは対等に付き合おうと思わずに、あくまで中国に親戚がいて、中国を尊敬する外国人というポジションを維持します。
中国でお友達同士が食事する時は、前回誰が払って、前々回はあいつが払ったから、そろそろどいつの番だなと、食事が始まる頃には決着がついてます。
お勘定の時は、「俺が、俺が」と皆が手を出しますが、あれは演技なので騙されないように。支払うべき番の人が払わなかったら、次回からはつまはじきです。
日本人の私には信じ硬いですが、中国では友達同士で投資をしたりすることも多く、一つの口座を皆でシェアしたりします。なので、信頼関係はすごく大事にしていますし、他所者は簡単に仲間にはなれないです。だからこそ、お金の払い方は人間の見極めにシビアに見られてきます。
日本人の場合は、中国では簡単にお金は出さないほうが無難です。日本の不動産情報や株価が下がってる銘柄を教えてあげるほうが喜ばれます。物を売る時は、手付金として自分の仕入れ代金と同額を振り込むようにすれば、残額を払わずに終わっても無傷でいられます。
お金の払い方、難しいですね。
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コーヒー代ビジネス論 中国編
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