最近はお仕事が金融経済から実体経済に近いものが増えてきました。
というか、金融機関を辞めた時点で、投資以外は実体経済のお仕事なのですが。
リーマンショック後から今までの様子を見て、もう金融緩和バブルは限界を通り越して危険区域に入ったように感じられます。でも、これが資本主義×民主主義のコラボレーションの結果なのかなと。資本主義でお金を得た人に権力が集まり、民主主義で政府のサポートを期待した結果、緩和に動いてばら撒き経済。お金は刷ったはいいけれど、その後はナントナクウォールストリートに還流しているような気が・・・
日本は金融立国として遅れてしまったなら、まだ技術大国としての地位が残っているのではないかなと思いましたが、技術力もR&D投資に対する検証や他国との比較をインターナルコンフリクトで阻まれた結果、他国に技術力で追い抜かれたり、ガラパゴス化でグローバリゼーションの蚊帳の外になっているのだなと学んだのがここ半年くらいのことです。
ポイント、ポイントで日本のオタク力が発揮されているのですが、全体的な指揮を執る指揮者が不在なのか、優れた技術は点在している感じです。
なんだか、日本は課題が多いなあと思う今日この頃。
金融が規制でがんじがらめなら、産業はどこを突破口にすれば良いんでしょうね。