今日はアシスタントに人件費の話しをしました。
基本的に人件費は費用なんだけれども、自分の心の中であなたは資産なのだと。
経営者と株主と従業員。
株式会社は三位一体であるべきものですが、実はこの三者というのは常に利益相反をするのが常です。
株式投資を始めてしたのは11歳。
そして、大人になったら必ずやると決意した。
自分は、資本主義者だということに気がついたのは18歳。
経済を学ばないと、不景気について知ることがないと思った20歳。
株式投資を自分で始めた21歳。
株アイドルになってしまった25歳。
リサーチハウスに入った26歳。
共産主義の両親を持つ矛盾に悩むファンドマネージャーとの仕事。
証券会社へ入社した30歳、リーマンショックを経験した31歳。
資本主義の行き過ぎを感じた32歳、退社。
資本主義者だと思うけれど、資本主義の良さは社会主義の崩壊と共に消えていったという矛盾も感じる。社会主義に対する幻想があったからこそ、労働者の利益も守っていくという資本主義があったわけで。
資本主義に傾きすぎると、経営者や株主が強くなりすぎるよね。
そうなると、会社のために働いている人の人件費を切り詰めていくのが正しいという方向に動きがちだ。
人がいるからこそ、会社は売り上げが伸びるのに。
だから、会計上は、彼女の人件費は費用だけれども、私の心の中では資産ですという話をした。
行き過ぎた資本主義は、金融システムの危機を伴って、新しい思想の芽生えを感じる今日この頃です。