昨日は知人の店の一周年パーティーだった。
知り合いの飄々としたおじさんがやってきて、
「深田は相変わらず強気なオンナだなぁ。俺にそんな態度取るやついねーぞ!」
と絡むので
「別に強気な訳でなく正直なだけです」
と答えたら、
「そろそろ男尊女卑って、オンナに有利だって気がついただろ?俺は家が儒教だから、男尊女卑なんだよ」
と彼は答えた。
「え、儒教って、あなた何人ですか?日本人じゃないですよね?」
と聞いたら、彼は黙ってしまった。
中国、戦国春秋時代に生まれた諸子百家の何人かの教えを組んだ儒教は、中国には根付かずに朝鮮に根付いた。
そして、第二次世界大戦後には、韓国は儒教よりもキリスト教がポピュラーになった。
儒教が残ったのは、意外や意外、日本の在日朝鮮となってしまったという私の肌感覚をぽろっと口にしてしまったんだけど。
「お前ってさ、なんで宗教のことも知ってるの?」
と彼は応えて黙り込んでしまった。
彼の年代で在日だと、子供の頃のいじめは半端じゃなかっただろう。
調子のいい冗談ばかりのおじさんが、黙り込んで過去への思いを顔に出した時、
余計なことを言ったことを後悔した。
iPhoneからの投稿
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儒教国家はどこに行った?
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