$ 0 0 今朝も高原は霧の中だった何も見えなかった真夏の昼間なのに空笑いのまま、山を降りた同じ話を無用に繰り返しては、目を合わせ、街に着く頃には、家事や宿題や仕事が気になった。真夏の霧の理由が分からないまま、それぞれの床に着くだろう。そして、人は独り、夢を見るのだ。