読み進め。
かなり面白いです。
すごいのは、中国人の処世術で、昨日の敵と組んで今日の敵と戦い、勝ち抜いたらまた戦うというスタイル。
どうして、中国の日本企業買収や提携が一筋縄でいかないのか、歴史的な政治背景を感じます。
天安門事件の時、一般人に銃を向けたくないと言った共産党員の父親が、やらなければ今度は自分たちが反体制派と呼ばれて粛清されることになるのだと諭したというくだりに、すごい迫力を感じます。
日本は経済犯罪で地検に目を付けられるまでは、けっこうのほほんと生きていける社会で本当に良かったと思います。
私の政治的な考えはさして固まっておらず、ぼやっと一応国民なので税金払ってますから、それに見合ったコストパフォーマンスの高い国家サービスを受けたいと望んでるくらいです。
いろんな国を見て比較すると、白馬の王子がいないことは間違いないので、自ずと理想が低くなりますね。