老子を読み始めて一年が過ぎたよ。
何種類か違う人の翻訳を読み比べて、あれでもない、これでもないと考える日々。
ふと、気が付いたのは、自分の我の強さ。
色んな人と正面衝突して、お互い修復不可能なくらい玉砕してきたけれど、それもこれも己の我の強さが齎した結果だと、ふーと浮かび上がるように気が付いた。
どうして、しなやかに生きていけないんだろうなと、我ながら思うんだよね。それが自分なんだけど、そんな自分を消すのは無理にせよ、弱めれば生きるのが楽になるかもしれないとは思う。
ということで、今年のお願いは自我を弱めることでした。
年末も人と衝突して自己嫌悪。
あまり、人とは二人きりで会わないようにしているけど、たまたま二人になってしまったのが事件の始まり。
聞き流せば済むことを、突っ込んでしまうなんて、人間として柔軟性に欠ける行為だなぁと反省。
老子はかなり深い本なので、読解や解釈に幅もあれば理解に時間もかかるし、これが答えという簡単なものもない。だから、長い時間楽しめるし、自分を導いてくれることも多いです。
辛くて苦しくて乗り越えられないかもしれないと思う出来事も、自分自身がしなやかになれば晴れたり嵐が吹いたりする自然との対峙のように感じられて、固執せずに心を静めて只々事件が風化するのを待てば殆どのことは苦しまずに済むんだなと思ったよ。
ということで、今年はエゴを弱めることができますようにと、しなやかな女になれますようにと、お願いしました。
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我の強さ
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