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スキルアップ幻想の終焉

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スキルアップ幻想の終焉という記事を読みました。

http://biz-journal.jp/i/2013/01/post_1248_2.html

営業力があり勉強ができる人だけがスキルアップを目指すべきというくだりがあるけど、関係無いと思います。

スキルアップって、仕事の現場でアウトプット能力を高めることも目的の一つだから、単なる資格という国家から与えられた認証だけで生きていけると思うのがそもそも幻想なわけで、仕事で発揮できないと意味ないワケです。

私は会社の子たちに勉強することを推奨してるし、掃除とか、書類の作り方とか、印刷の仕方とか、すぐに役立つことも教えてます。身近なこともスキルアップです。

TOEICを取得することも推奨しています。それは、どんなに皆で頑張ったとしてま、どんなに順調でも、企業っていつ傾くか分からないからです。その時に、会社の子たちが路頭に迷うのは困るし、うちの子を欲しがる人もたくさんいますが、いざ転職するにも他社の人事が「いいね!」と思えるように分かりやすい資格の一個くらいは持っておいて欲しいと思ってます。(私自身もTOIECの点数上げないと、教えてあげられないなと痛感してます)

この記事で言われているスキルアップで迷走した人は、勉強よりもスキルアップ仲間とSNSでワイワイ飲み会やってた人ではないでしょうか。

確かに正規雇用だと転職失敗する確率は高いですが、非正規雇用だとそこまで失敗しないと思います。だって、非正規が出発点だとすると、時給も底辺なのでそこより安い仕事も無いだろうし、逆に転職し放題なので、好きな仕事とか興味ある仕事にどんどんいけると思います。

転職は給料アップに直接繋がらないのも事実です。でも、私は基本給料に拘ったことはあんまりないです。成果報酬があるなら成果を数字で見せるよう努力するし、そこで何かを得られると直感したら、転職します。転職も会社を変わることもあれば、お金を稼ぐ手段を変えるということもあります。

新しいことを学ぶのは楽しいし、面白いし、モチベーション上がるので、既存の仕事効率も上がることが多いです。自分に足りないものを取り入れていくことで、周囲が自分を認めてくれるようになったのも分かるし、媚びへつらったりぺちゃぺちゃ喋るだけのコミュニケーションではなくて、自分の仕事を通して自分の存在を認めてもらうコミュニケーションというのも大切だと思います。そうすれば、転職しなくても結果的に就業満足度は高まりますね。

ところで、本題に戻って。

この記事の本当のタイトル「はスキルアップ幻想の終焉」ではなくて、「転職イコール昇給や安定ではない」、というものだったのかなと思いました。

この記事の佐藤さんというライターにはある点で共感しました。過去のスキルアップ記事を書いてきた自分はミスリードしていないかという発言です。私も書籍や記事を書く時は、読者をミスリードしないか緊張しています。ブログでは読者の皆様とおふざけしたり、冗談言ったりしますが、記事を書く時はお金貰うので、調査と確認に慎重になります。それでも、時代とトレンド、自分の経験値が変化するとともに自分の意見も変わります。だから、記事を書くのは喜びであり、恐怖なのです。

本を書く時は、いつも簡単な数式で説明したり、過去の統計で検証したり、財務諸表の概念を会計士に監修してもらったり、客観的な視点を取り入れるように心がけてます。それは、自分がアクが強いというか、思い込みの激しい視野の狭い人間だということを理解しているからです。(ですから、その反動でブログは主観の塊です。そこは有料と無料の差です。客観的資料を作る手間賃を頂いてるのです)

だから、ミスリードを恐れる佐藤さんの気持ちが良くわかります。私も結果的に四年ほど本を書いてません。正確には五冊ほど半分書いて、内容に満足いかなくて捨てました。学ぶほど、経験するほど、書きかけの本と自分の意見は乖離していきます。出版された時点で過去の自分との対立が始まることを恐れたし、その恐れを押し切るくらい「これは、こうなんだ!!」という強さが自分には無かった四年間だったということです。

閑話休題。

転職といえば。

次に仕事を手伝ってもらう子は、これまでのノリと押しで困難を乗り越えるタイプとはまた変わって、高学歴で頭良い美人になりそうです。正直なところ、大手からベンチャーへの転職なのでスキルアップキャリアダウンの典型です。でも成果報酬が大きいので、彼女の力が発揮できると願ってます。

性格のいい高学歴美女はやっかみの対象になったり、ちょっとしたことで足を引っ張られるので、秘書検定を勧めました。社内でという意味ではなくて、一般的にという意味です。

頭が良くて美人なのに仲間のフォローが上手。とか、ちょっとしたサービスで顧客満足を高める、なんて技を持つと「意外といい奴だな!」なんて感じで才色兼備ゆえの七難を隠してくれると思います。

うちに来ない?

と言ってから、

彼女はレポート書いたり、業界の勉強したり、自分に足りないものを求めたりと、転職前から努力をしています。こういう人は、だんだん周りの評価も高まってくるし、彼女がチームに入って欲しいという声も社内で上がってくるので採用しやすいです。

彼女の細やかさに、うちの子たちの粘り強い押しが加われば最強かなぁと期待してます。

因みに、四人目もまだ募集してます。


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