知人とある百億円をカジノでスった男性のことが話題に登りました。
女に溺れて、ギャンブルに溺れて、百億円を溶かすなんてトンデモナイ馬鹿な奴だね~とその人は言ったんですが、私は違うと思います。
百億円を会社から引き出すのは簡単ではありません。しかも、カジノのテーブルは一晩あたりの平均売り上げが一千万円から数千万円なので百億円すろうと思うと300日から1000日の間一晩中博打を打ち続けなければいけません。因みにカジノで百パーセント負けるのは無理です。勝率は常に半々で手数料負けしていくだけという株式市場と同じ仕組みです。勝ってしまうこともあるんですね。
実は、知人の香港の会社がSARSで倒産しかけた時にマカオのカジノグループに買収されてお手伝いしましたが、マカオのカジノシステムは富裕層向けに「損失証明」を発行するビジネスを行なってます。損失証明はいくらカジノですったのかという証明を発行して手数料をもらって、残りのお金を本人にマネロンして返すというシステムです。十年前の記憶が確かなら。
そして、カジノのオーナーはプライベートジェットを持っているので何十億というキャッシュをジェットに積んで海外に遊びに行ってたという自慢話も聴いたことがあります。
例えば、百億円をマカオでするとします。十億円を手数料としてカジノに払っても、所得税とか相続税よりも激安でお徳です。
そうして、隠した九十億円はどこに行くのでしょうか?
プライベートジェットでどこかに持って行ったかな?
と思ってましたが、最近シンガポールにカジノができました。
ということは、マカオのカジノでお金をすったふりしてマカオのカジノの銀行にお金を預けて、シンガポールのカジノの銀行から引き出せる、、かもしれないですね。同じ系列なら。
じゃあ、お金が流れ着く先がどうしてシンガポールだと思うのかというと、最近スイス銀行は国際犯罪絡みで情報を開示するようになりましたし、香港のHSBCには日本の国税が張り付いてます。
はい、富裕層の逃げ場がなくなってきたんですね。ところが、昨今のトレンドとしてスイス銀行に預けてた富裕層のお金がシンガポールに流れ込んできてるんですね。
でも、シンガポールに銀行口座開いたらバレちゃうよね?と思うでしょうが、世の中には信託銀行というものがあって、シンガポールの信託銀行の口座を弁護士に委託するカタチで開設すれば外側からは誰の口座か分かりません!
え?でも、外国人の弁護士にお金持ち逃げされたらどうするの?って?
御心配なく、弁護士に委託しても信託銀行との取り決めで本人が来ないとお金は引き出せないようにできます。華僑は頭いいですね!!
こういう仕組みを作っておけば、会社のお金を引き出した罪で牢屋に入ってても、老後の心配は何もありませんね。
お務めを終えてシンガポールに飛べば、日本にいる時よりもセレブな生活ができちゃうわけです。
もちろん、百億円なんてお金を会社にばれずに引き出すなんて不可能ですから、内部に協力者もいるでしょう。
捕まえるには、もう脱税くらいしか罪状が無いので、国税が空港に張り付いて現場を抑えるしかないでしょう。
東大法学部出た男が女に溺れて百億円をカジノで溶かすなんて、そんなわけないじゃないんですか?
会社の株を親から生前相続するにもキャッシュはないし、死んだらガッツリ税金がかかります。給料でとっても所得税半分取られます。
カジノですったふりして、非常に合理的なビジネスを行なったと思いますよ。
犯人はカジノと女に溺れた馬鹿じゃない。高度な知能犯です。東大製完全犯罪ですからね!
一見は。。
あくまで、私の邪推でございます。