松岡修造カレンダーがママ友の間で大流行。
昨日、友達からメールでそういう人がいると聞いた。私はテレビを見ないので知らないのだ。
ところで、私の朝はタナトスとの戦いから始まる。
朝起きたら、まず、生きていることにがっかりするのだ。これは、8歳くらいの頃からそうだ。
今日、生きるか、それともなにもかも投げ出してしまうか。そこから自分に問いただす。激しい日は答えがでるまで3,4時間ベッドで泣くこともあれば、「あ!」と思って飛び出す日もある。因みに飛び起きるのは寝坊した日だ。
子供の頃は眼が覚める絶望に堪え兼ねて、ナイフを抱いて寝ていた。目が覚めたときに本当に目覚めたくなければ、これを使おうと思っていたのだ。
鬱なのかな?
と思ったこともあるが、周囲からは「キャラだ」と診断されて安心する。
毎朝平均一時間はベッドで生死について悩む。
このタナトスの時間が、私のエロスを産むのか。
生きる苦しみを嘆く甘美な時間。
(友達は私を能天気だと呼ぶ)
今朝の目覚めはいつもとは異なる朝だった。
ママ友から松岡修造カレンダーが大流行とのLINEを貰い、松岡修造とはなんだ?と思った。
そして、彼のYouTubeを見る。
あまりの暑苦しさに、腹がよじれた。
よし、取り敢えず起きるか。
と思って、サッと起きれた。
なんと、この三十年に及ぶタナトスとの戦いに松岡修造はアッサリ勝ってしまったのか!
そう、やっぱりポジティブな人はタナトスが遠い。死を感じないなら、エロスに付きまとわれる理由はない。
夜の生活に不満のあるママ達から人気なのは、彼が自分のなかのエロスや欲求を吹き飛ばすからなのだな。
不倫防止に松岡修造カレンダー。
さ、会社行くか。