シャープ株、風向きが変わる。
三菱東京UFJ銀行が今年度期末にシャープへの融資を貸し剥がしして倒産に追いやろうとしながら関連会社モルスタMUFGで空売りしている件を記事で書いたところ1700以上もの方に記事をシェアしていただきました。
金融庁からも連日お問い合わせ頂きまして、三菱東京UFJ銀行もやや悪さをしづらくなってきたような感じがします。
ところで、今日の日本のニュースで鴻海が6000億円まで買収価額を引き上げるとまたうそぶいています。2.2兆円、二ヵ月弱の資金繰りしか現金が無いのに、キャッシュ無いでしょって!!現金積んでから交渉してと散々書いていますが、まだハッタリをかましているようです。
ところが台湾のニュースではやや様子が違います。
http://www.appledaily.com.tw/appledaily/article/finance/20160121/37023779/hotdailyart_right
http://news.ltn.com.tw/news/business/breakingnews/1579753
日本政府がこれ以上日本の技術流出は避けたいから、それを背景に産業革新気宇が前に出て、銀行も支持の下、最終協議に入った。
日本政府が介入を始めたので鴻海は金だけではシャープを買えない。
中国紫光集団のマイクロン買収のように、産業構造に係る国家級の問題に発展した。
そもそも敵対的買収なので、日本政府の顔色を窺わなければならない。
など、台湾ニュースでは、もはや鴻海は金だけではシャープを買えないねというネガティブなムードです。
はい。
そして、その一方シャープの空売り残高を見ましょう。
赤線引いてるのが三菱東京UFJ銀行の仲間のモルスタMUFGです。
気のせいかな。。。
私がインサイダー取引を指摘した1月13日以降、金融庁からお電話いただいた以降くらいからモルスタMUFGの空売りポジションが減ってきています。
私のブログが影響するとは思えないので、金融庁が動き、日本政府が乗り出したことで三菱東京UFJ銀行にも日本政府に逆らってはいけないというムードになり、シャープに協力せざるを得ないという雰囲気になっているのではないでしょうか。
なので、空売りしていたモルスタMUFGも空売りポジションを解消し始めているようです。
となると、何でしょうか。
慌ててポジション解消すると、自分の買戻しオーダーで株価が上がってしまいます。
「うちの銀行は返済期限で猶予しないから、シャープ潰れますね」
と、自信満々で空売りポジションを持っていたけれど、日本政府の目が光り始めるとシャープ倒産の確率が下がるので買い戻しているのかもしれません。
一気に買い戻すと踏みあげられるので、ちょっとずつ買戻しているようですが、この自信満々で売りポジション大量に抱えていたシャープ主要銀行の関連会社がポジション解消しているとなるとファンダメンタルズ的にも銀行は政府に逆らうべきでは無いというシナリオがリアルになってきたと読めるでしょうか。
業界の話だと、シャープの身の振り方は2月4日までに結論を出すとかいう話なので、それまでにポジションを解消するとなるとモルスタMUFGは自分の注文でけっこう踏みあげられるのではないでしょうか。
※株式投資は自己責任でお願いします!
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