元気で人柄もよく素朴だった知人が、ある頃からイケメン風の姿になり、派手にお金を使うようになり、女性関係も乱れていきました。
久しぶりに顔をあわせると、すっかりチャラ男のような口ぶり。
調子がいいように振舞ってはいるけれど、どこか顔色が悪い。
気が付けば、彼は親友と仲たがい、仲のいい友達も離れていって、飲みに行っても男同士でお金を出さないような面々と付き合うように。。。
なんだろう、この違和感。
彼が、様変わりしたのは、セルフブランディングを得意とするコンサルタントが付いてから。
確かに、彼は見た目かっこよくなったし、飲みに行くところもスマートな雰囲気だけれど、ちょっとあれだな~~って思ったときに、彼の元親友とばったり会ったので聞いてみた。
「ねえねえ、あの人。セルフブランディングとかいうコンサルタントが付いてから、おかしくなってない?」
って聞いたら、彼は哀しそうに、「あのコンサルタントが現れてから、あいつは俺たちの話を聞かなくなったんだよ」って言った。
ねえ、そんなに自分をブランド化するって大事なことかな?
私も昔、あるコンサルタントに色々言われてるうちに自分を見失ったことがあるけれど、親友に意見されてハッと気が付いたりすることがあったよ。
自分に付加価値をつけるなんて、どうでもいいじゃん。
友達が自分から離れていったら、それこそ自分の価値はズタズタになっているということだと思うよ。