この本面白かった!
琉球王国の国際政治の立ち回りのうまさとかが伺えて、かなりウキウキしました(笑)
この琉球王国繁栄の背景には黒潮と季節風を利用した渡航技術と、客家ハッカと倭寇ワコウという集団の活躍があったかもしれないんだって!
しかも、ずーっと華僑とハッカってどう違うんだろうって思っていたけど、客家は元々宮廷に仕えていたかなり知的レベルの高い集団が王朝が滅ぼされたときに逃げ出してきた人たちらしいです。
だから、客家語って北京語に似ているそうです。
この客家が中国から琉球に渡ってきて、翻訳の仕事をしていたらしいです!だから、料理とか、城の建築がかなり中国ちっくだったのかなぁ?
そして、東アジアを震え上がらせた海賊、倭寇ですが、琉球で食料を補給させてもらっていたから琉球を攻めなかったらしいすよ!
倭寇は日本語の翻訳を琉球の人に教えてたみたい。
琉球の国際政治の面白さは、朝鮮や中国を攻め居る倭寇との交易を隠しつつ、倭寇を利用して本土と貿易、倭寇がさらってきた朝鮮族をお金を払って保護して朝鮮にまとめて帰らせてあげて朝鮮とも仲良くやる。
中国には硫黄島から取れる硫黄を朝貢して国交を維持する。
資源の乏しい琉球では、かなり、絶妙のバランスを保った国際政治が行われていたみたいです。
今回の沖縄もかなりオタクな私は満足しました!