気になることがあって調べていました。
それは、中国の王朝から逃げ出した漢民族「客家」のこと。
どうして、北京語の発音で言うところの「客家」、「クージャー」にならずして、「ハッカ」なの?って思っていたんだけれど、どうもこれは逃げ出した先の福州の人たちが南の言葉で「仲間じゃないよ、ただのお客さんだよ」って意味をこめて「客家」、南方の発音で「ハッカ」って呼び始めたのが始まりみたいです。
中国語って南に下っていくとかなり「っ」っていう促音が言葉のなかに増えていきます。北に向かうほど、促音は消えて、アール冠という最後に巻き舌を多用する発音になります。
ちなみに、深田も中国語をかじりましたが、中国共産党の幹部がテレビで話すキレイな標準語は聞こえますが、発音の形態が多岐にわたりすぎているためローカルとの会話は難航を極めます。
この客家という一族、もともと宮廷で使えていたためにかなり知的レベルが高かったようで、その後、客家のなかで名を成した人たちは孫文、その奥さんの宋慶零、宋慶零の妹である美零は蒋介石の妻となり台湾を支配、李登輝は台湾人初の台湾総統となる。鄧小平は共産主義のなかでの資本主義をスタート、シンガポールのリークァンユーも客家みたいです。
この客家なのですが、非常に面白いおうちに住んでいます。
これね⇒http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%A2%E5%AE%B6
福建省に住む客家が住んでいた土楼です。
一泊300円くらいで泊まれるみたいだから、今度遊びに行こうと思います。
たぶん、虫だらけ。
「高級ホテルじゃなくていいの?」
って友達に聞かれたけど、たまには違う体験をしたいよね。
バックパッカーをやっていたころ、シーツをリュックにつめて一泊10ドルくらいのところに泊まり歩いて旅してました。あのときの、どこにでも飛び込んでいけた自分に戻りたいと思う今日この頃。