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Channel:  深田萌絵 公式ブログ 世界経済の裏事情
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ブルーサファイア物語②

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サファイアという石は鉱物の世界では正式名称ではない。




正式名称はクリソベリル、BeAl2O4という組成の鉱物である。モース硬度8.5ダイヤモンドとジルコニアの次に硬い鉱物だ。




そこから、ハニームーンカラーで一筋の光が入るのがキャッツアイ、赤色がルビー、赤色以外がサファイアと呼ぶのである。





そもそも深田はマイナーな鉱物の原石を集めていて、鉱物屋になるために彫金、英語、運転免許取得の勉強をしていたのですが、幼い時分の夢は頓挫し。彫金を投げ出して、金投資を始め、運転は命が惜しくなって止めて、何故か英系金融に勤めてしまうという逸れに逸れた人生となった。





そして、この年になっていきなり宝石を買うとなると戸惑ってしまう。





ずーっと、原石しか買ってこなかったのに!しかも一般に流通している宝石は価格がめちゃくちゃ、私のしっている値段の三倍から五倍は平気で取るので油断ならない。





そしてダイヤモンド!





ダイヤモンドの価格は不当に釣り上げられていると、ランケンさんが指摘しているけれど事実で、デビアス帝国である。





ダイヤモンドはデビアスが良質な物から屑までを業者にバルクで卸し、業者が選別しながら売るという状態らしいです。最近はそういうデビアスの動きに嫌気を指し始めた一団が別ルートでも取引を始めているので、ダイヤモンドは今後値段が上がるかというとクビを傾げる。





ダイヤモンドの輝きは永遠、ただし価格は永遠ではなさそうだ。




ただし、オンナとして、いつでもダイヤモンドが欲しいという気持ちは変わらない恐ろしいビジネスではあることは否めない。






ちなみにダイヤモンドが婚約指輪に使われだした歴史は浅い。なんせ一番硬い鉱物なので研磨する技術が存在しなかったためだ。





婚約指輪の歴史は、世の中にオンナの身体目当てで軽率にプロポーズしまくる男性が増殖してきたころにキリスト教の教会が簡単にプロポーズできないように婚約するときには高額の指輪を花嫁に送るように指導したことから始まるらしい。ブラボー!





で、当時の流行はルビーの指輪だったそうです。





で、話がそれましたが、深田のサファイアへの気持ちに戻ります。





ダイヤモンドは増産されてきたり、ルートの多様化で価格が上昇する確証はないけれど、色石は希少価値があるので多少の期待はできる。





ただし、鉱物を愛する者として、油に浸されたり、熱処理されたインチキ宝石を身に付けるには抵抗がある。エンハンスメントされまくった宝石の価値は上がるのか?市販の宝石を高値で買ってきて、投資家としてそれでいいのか?





否!






否!




市販に処理されていない天然のサファイアが無いなら原石を買ってきて研磨してやるくらいの勢いになってきた今日この頃であります。





深田のブルーサファイア物語は続く

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