引越しを考えています。
やってみたい仕事をメインにもってくるなら、中国。
やってみたい勉強をメインなら、アメリカです。
さっき、OLが副業のタカコ さんからコメントをいただきましたが、彼女のコメントは毎回私のハートに刺さります。
で、タイトルと何の関係があるのかというと、タカコさんは外資が長いので、外資と日系の残念な部分をよくご存知で、彼女の指摘が私が残念だと常々思っている欧米文化と日本文化のそれぞれのポイントを付いてくるところです。
で、引越しはなんなんだというと、
なんだか、自分が日本という国に憧れながら、国は期待に応えてくれず、30年以上住んでるのに社会ともなんだか馴染みきらず、リーダー不在の民主主義の結果この国はどうなるのだろうと気を揉む日々。
自分も歳を取り、本を読んでも頭に入らず、好奇心も後退し、安穏と安定しつつ頭が固まってきているという感覚にも襲われるわけです。「あー、もうこのままでいいかなー」みたいなですね。そうなると、逆になんだか自分を追いこまないといけないような気分にもなるのです。
日本文化に興味が無いから引っ越しを考えているわけでもないです。
大好きだった人に、「お前は海外ばっかり行って、日本文化の素晴らしさを外人に伝えてみろ」みたいなことを言われましたが、日本の芸術には10代のうちに心を奪われ、毎日のようにお寺を見てまわり、水墨画を描いていた。(下手だった)それを油絵と日本画の違いも分からない人に言われて非常に心外だったけど、21歳からは海外の芸術や建築に心を奪われていたのも事実なので、まったく日本に無関心に見えたんだと思う。
日本が好きでなかったら、こんなにも悩まないだろうなと思う。
日本社会と相容れない部分に32年も悩まないし、ガラパゴス大国日本にがっかりもしないと思う。
ただ、海外に行ったからといって、うれしいことがあるかといえば、外国には外国なりの閉塞感が待っているだけです。開放感を味わいに海外に行くのではなく、違う種類の閉塞感を味わっては、この息苦しさは単なる亜種だと自分を納得させるわけです。
なんじゃそりゃ。