最近の若い子は・・・というと、歳がばれますが、不景気という不運を嘆いているようです。が、それってそんなに嘆くほどのことでもないんだよね。
10代、20代で、笑っちゃうくらい不幸な環境にあった深田です。
父さん倒産、勤めた会社も倒産、バイト先も燃える、旅行代金をバイト先の子に預けたらトンズラされる、社長不在時にオツボネにクビ切られたり、金融機関でリターンを上げても上司にちょろまかされたりと、運がいいのか悪いのかよく分からない人生です。
まあ、私も就職氷河期時代の人で、失われた20年まっしぐらでしたが、何よりも思ったのが、
「どうして、自分の人生を、環境や時代が悪いからって諦めないといけないんだー!!」
ということです。
私はお金もおしゃれもキャリアも恋も何も諦めたくなかったんだよね。
バカで何も見えてなかったのが幸いして、運が無いながらに突っ走れました。
で、逆に20代前半に運がいいように見えた子達。
親が裕福で、男にモテテ何でも買ってもらえて、有名大学を出て、そこそこの企業に入った子達のことをうらやんでました。だって、うらやましいよね。自分が持ってないものを全部持ってるんだもん。ただ、その子たちが全員満足な人生を送れたかというと、20代の早いうちに「人生こんなもんで楽勝」と思って努力を怠ったためか、いま、壁にぶち当たっているみたいです。
彼らは運が良く人生をスーッと通りすぎることができたために何かを乗り越える努力をするチャンスを失ってしまったんでしょうね。いまからでも、十分に挽回はできると思いますが。
もしも、20代で、自分がいい仕事にも就けずに「運が悪いな~、バブル世代と違って景気も悪いし」と思ったことがあったら、それはチャンスです。運が悪いということを嘆いて、それに負けずに何かを成し遂げたいと努力ができる風が吹いてきているということですから。