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サンデルの政治哲学と浮気

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サンデルの政治哲学-<正義>とは何か (平凡社新書)/小林 正弥
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最近の阪神欲のお供はマイケル・サンデルです。





哲学って非常にツマンナイものだけれど、人生ってツマンナイことでつまずくことが多い。だからこそ、必要とされるんだと思います。ツマンナイことってなんだろう?




自分は人生を楽しんでいいのか?



とか、




どれくらい楽しんでいいのだろう?



とか、




なんで税金払うんだろう?自分で稼いだお金を再分配するのは本当に良い事なのか?





とかね。




ただ、哲学の教科書に答えはない。

自分が気に入ったものを、好きなように加工して、自分が使えばいい。




哲学の面白いところは、生活のどんなバカバカしいことでもアカデミックの場で議論できるということだ。売春は非人道的だからやめるべきだという議論に、売るものが無い人間から売春を取り上げてその人が生きていけなくなる事のほうが非人道的ではないかとか・・・





ところで、ここ一年で、浮気性同士のカップルが数組破局しました。

申し立ては女性からで、原因は浮気ではないです。たぶん、お金が足りなくなったということです。





浮気って道徳的な観点からはタブーですが、自由擁護主義者からすると「自分の人生を楽しむ権利を奪うほうが非道徳」ということになりそうですね。




ここで、大事なのが、じゃあ、どれくらいまで楽しんでもいいのかという議論が生じます。




そして、結婚で一番大事なことってなんだろう?という優先劣後構造も大事です。




この結婚に求める価値観が、相手の自由の幅を大きく左右すると思います。家庭というコミュニティを作ったのならば、家庭の利益を最大化するために生きるべきだという考え方の人もいると思う。ただし、家庭のために自分の生き方を失ってしまったら?とも思うでしょう。




両親の結婚生活を見ていると、愛が無い家庭だということではなかったなと思います。父は私たちが嫌いというわけではなく、子供との接し方が分からなかったから子供がギャーギャー騒ぐ家庭がストレスだった。




彼にも平穏な暮らしを守る権利があるだろうし、その権利を主張するだけの義務は果たしていたと思う。




ただ、母親は幸せだったかと言うとそうでもなくて、彼女も最後には糸が切れたように自分の幸せについて真剣に考えるようになってしまった。




最近は、結婚の利害調整は難しい課題だなあと思っています。

たぶん、価値観をパターン化して、その組み合わせによる利害の調節方法、パレート最適な解があるでしょう。


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