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Channel:  深田萌絵 公式ブログ 世界経済の裏事情
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ビデオの世界と人間の目

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最近は気分転換に映像関連の仕事をしています。




映像といっても、画像圧縮技術です。





私は芸大出身なので、人間の目がいかにいい加減かを知っていましたが、画像の圧縮を見ると、さらに人間の目のいい加減さがより明らかになります。






ビデオ圧縮時にはRGBの代わりにYUVという形式を使うようです。




その理由というのがRGBは赤緑青の光の三原色で色を基本にした形式ですが、YUVは輝度と彩度を基準とした形式に画像を変換するとRGBよりもデータが劣化を小さく圧縮できるけれど、人間の目は輝度を基準に見ているので変化はあまり感じられないらしいです。





輝度って明るさで、彩度が色の鮮やかさね。





化粧をしていてもそうです。





人と逢う時は、何色を顔に乗せるかというよりかは、どこにハイライトを持ってくるかを基本に考えます。私は化粧が5分以内で終わるオンナなので、殆どの人は驚きます。(イメージでは化粧バッチリだと思われています)化粧は顔の全てに塗る必要はなく、人間の目が感知できる範囲で塗ればいいのです。





例えば、すっぴんに口紅を塗るとしましょう。ただし、口紅の色が鮮やか過ぎると男の人は「化粧濃いな」と思います。逆に、ヌーディーにベースを作りこんで、口紅を塗らなければ男の人は「すっぴんなのにキレイだな」と思うわけです。




いい加減ですね。




アイメイクですが、アイラインを引いてまつげをパッチリ上げると目が大きく見えます。これも目の錯覚。寄り目の人は、目頭にハイライトを持ってくると目が寄って見えます。目の錯覚。





とかく、新しい仕事で一番面白いのは、動画を再生するのに技術者さんが七転八倒している割には、人間はナマの世界を明るくても暗くてもキレイな色で膨大なデータ量をこなしているわけです。





この膨大なデータ量といえば、目が見えない人が目の手術で視力が回復したときに、あまりにも視界に入ってくる情報量が多くて脳みそが認識するのに時間がかかり、情報オーバーとなって、また目を閉じてしまうそうです。映画で見る視力回復シーンとは違いますね。





そして、何故か右と左で見える目の色は違います。





私は左目が黄色が強く、右目が赤みが強いです。





人間って不思議だなあ。



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