デリバティブズってそれそのものは悪いものじゃないのに、アホなセールスマンが目先の金欲しさに、ド素人に売りつけるから事件になる。
さらに中途半端なジャーナリストが、的外れのコメントをそれらしく書くのには呆れると。
と知人のデリバティブズ設計者がぼやいてました。
彼の商品設計はすごく良くて、リスクとリターンの割合がリーズナブルなんだよね。
金融商品のセールスって、ストラクチャーがダメだと、お客さんに想定以上の損失を出してしまうから、信頼できる設計者としか、仕事はできないよね。
リーマンショックの後、多くの仕組み債がクーポンゼロになって30年塩漬けになったなか、彼の仕組み債は円高をトリガーにクーポンが4%に変わったのでお客さんの懐は大事には至らなかった。
彼の嘆きは、彼が良い商品を設計しても、お客さんが仕組みを理解できずに理解しやすくてリスクの高いものを選んでしまうということだ。
しかし、デリバティブズに慣れてる人は、デリバよりも株のほうがプライスが意味分からないとおっしゃいますが、確かにそうだなと思います。言われてみたら、株価の説明って難しいなあ。
やっぱり、最後はカンだな。