コルクのソール
中国ビジネス第六話 ドタキャン
億のプロジェクトに向けて香港のクライアントと合意に向かい、ささやかなパーティーを開き、日本でのセレモニーではどの芸能人を呼ぶかまで協議に至った。
そして、お会計はクライアントもちで数十万円に達し、相手がいかにノリノリかが伝わってきたのだ。
が。
一筋縄ではいかないのが香港人。
一夜で全てがキャンセルとなったのだ。お祝い気分から一点、暗い気持ちで床に着いた。
そして、今日の明け方、山本モナの夢を見た。
そう言えば、二年前に中国の上場企業を日本に誘致しようとした日本の企業とパーティーを開いたなと。
その時のセレモニーにわざわざ大枚はたいて山本モナちゃんを呼んだのに、その次の週に全てがキャンセルになって、日本側は多額の損害が出たなぁ。
そんなことをうつらうつら思い出しながら、香港の朝の陽射しを浴びた今日この頃。
いったいなんだったんだ。
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中国ビジネス第六話 フィービー登場
中国でのセールスパートナーにあっさり裏切られ、クライアントも気が変わり、散々な目に遭った中国です。
これまで、日本人って何考えてるか分からないなぁと思ったけど、中国人やイギリス、アメリカ人ほどではないと痛感する結果となった。
インディアンの贈り物がアメリカ人的にはウソつきだと感じたように、アメリカ、中国でまかり通っていることは、日本人的には詐欺に等しい。
どうするべかと思って、ホテルのラウンジで意気消沈していると、
「ハロー!マイビッグシスター
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と声をかけられた。
振り返ると、あった事も無い可愛い女の子が立っていたのだ。
「フィービーよ!」
誰かと思えば、兄貴の中国のお嫁さんの姪っ子が遊びに来たいと言ってきたので忙しすぎて「どうぞ」と生返事をしてしまったのだが、どうやらホントに来てしまったらしい。
兄貴のお嫁さんの一族はほぼ桂林語なので、一族とのコミュニケーションを諦めていたけど、英語と中国標準語の上手な聡明なお嬢さんだったのだ。
とりあえず、ことの次第を相談すると、
「あー、そうね。日本人は中国人と違って、けっこう率直だもんね」
という回答。
グローバルに見て日本人が率直なんて話は聞いたことないが、中国人からすると理解し易い人種なんだろう。
そして、どうやら私の業界と彼女の業界は一致しているようなので、思いがけず彼女にサポートを頼んだら、
「お姉さん!ビジネスチャンスをありがとう
![クラッカー](http://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/098.gif)
だって!
いやぁ。違うなぁ。
文化の違い、国籍の違う親戚に助けて貰うしかないか。
そんなフィービーの悩みは、どうすれば浮気もせずに女性を尊敬する彼氏ができるかということだったが、グローバルにたった一つ共通しているのは、
そんな男は存在しない
ということだ。
こう応えて、うら若き乙女の夢を砕いて、今日も一日が終わるのだ。
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中国ビジネス第七話 失くさないで
あまりにも、電話が鳴るので中国の携帯を買って来てもらった。
「絶対に失くさないでくださいね!!」
と、念を押されてショップから五十メートル先のホテルに戻った。失くさないように、手で握り締めることにした。
ら。
ホテルの入り口に着くなり、もう携帯は無かった。
もう手持ちはダメだな。
今日コーデ
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ディナー
今日のワンピース
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国益の致命的逸失
中国では共産党の穏健派と会いました。
今回、日本の半導体メーカーの工場買収を巡って、多額の金が共産党から動いているのが、面白く無いらしいです。
今の台湾は共産党のバックアップが強いので、共産党→台湾企業→日本企業買収という構図になっているそうです。
中国穏健派の話では、この案件には南京軍系の資本が入った台湾企業が絡んでいるそうで、日本人は半導体技術が全て流出することを覚悟してのディールなんですかと聞かれて驚きました。
今回のディールには、米系もキャンディデートとして入っていたはずなのに後ろに下がるのを条件に謝礼も出たらしいです。
台湾、中国が欲しいのは、アメリカ、ドイツ、日本にしかない半導体の技術だそうです。アメリカ、ドイツはガードが硬いので、アホの日本をターゲットにしているらしいです。
こんな話は、なんの証拠も無いけど、怖いと言えば怖い話ですね。
日本人を守らない日本って、どうなんですかね。
元カレとの写真
なんとなく、昔の旅行していたときの写真がみたいなぁと思ってパソコン見ていたけど、そういえば某事件で写真の大半を失ったということを思い出しました。
人生が狂うくらいに憧れたあの人の写真はもう一枚もないということに気がつきました。
それどころか、昔の自分の写真も旅行中の風景写真も、なんにもない。
これは、きっと神様が過去を振り返るなと教えてくれているんだろうね。
古いものを捨てないと、新しいものは入ってこないものね!
元カレとの写真
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