深田の株の記事が他と違うと感想を頂きました。
普通のアナリストが企業を褒めるような記事が多くなる背景は日本社会にも要因があってですね。
売り推奨を書くと二度とIRが会ってくれなくなるので、書かないようにしようというムードが流れています。
ただ、私の昔の上司は、米系の年金ファンドから来た人で、
「分析は、間違ってもいいからラディカルに切り込むように書け!横並びになるな。みんなと同じレポートなら価値が無い。だったら、間違ってる方がマシだ。企業の顔色伺って、買い推奨だけ書くなんて腰抜け野郎の仕事だ。売り推奨もバンバン書け!」
という人でした。
昔、深田がアナリストの仕事をしている時、企業のIR発表があると一応電話で確認していた。そして、IR報告書に紹介されている提携先の会社を調べると、存在しなかったりするんだよね。
上場企業でこれでいいのかと、ちょっと驚いた若かりしあの日。
企業名は言わないけど。
「決算報告の発表日教えてください」
って電話したら、
「なんでお前みたいなやつに教えなあかんねん。こら」
とすごまれたこともあります。
あ、因みに、私の好きな洋服屋さんがIR発表したので電話したら、「四季報読んどけやゴラ!」って電話切られたw
「だったら上場するな!」
と電話切った後に心の中でぶつぶつ言った(当時は気が弱かったので、とてもじゃないけど反論できなかった)が半年後に上場廃止した。そう、IRしたくない会社はそれでいいのだ。
あと、建築会社のIR発表で分析が甘くて売り推奨したら、建築会社の怖いお兄さんに呼び出されて数時間軟禁されて机バンバン叩かれて脅されて怒られた。
「誰の責任やねーん!!グルア!!!」
とすごまれたので、
「全ては上司が悪いんです!(キッパリ)」
と言いきって帰って来た。
このように、相手が上場企業だと言えども、日本社会は闇だらけなおでヤ○ザのような会社がたくさんあるのでアナリストとしてレポートを書き続けるのは命懸けなのだ。
27歳のいかにもアホっぽい女でもこんな目に遭うので、これが男ならどんな拷問を受けるか分からない。
それに、証券会社勤めのアナリストだと売り推奨なんか下手にしたら、その会社から仕事貰えないもんね。
なので、私のように顔と名前出しで過激派の宣戦布告みたいな記事を書くアナリストはどうしても少数派になってしまうという社会的要因、結局は広告主の顔色を窺わないといけないという資本主義的な要因があるということです。
↧
証券会社発の株分析の記事が広告ぽくになる要因
↧