台湾の鴻海精密工業のテリーゴウ社長が26日に主要銀行と秘密裏に会談を行ない、台湾ニュースでは主要銀行の保有する優先株の買取はほぼ合意に至っていると報道されている。
実は、これが一番危険な取引だ。
「なんで?優先株には議決権ないから関係ないじゃない?」
と思われるかもしれませんが、優先株には普通株転換条項が付いているケースがあるのだ。
そして、シャープの優先株発行時のIRはこれ。(クリック)
これをめんどくさいけど、読んでみましょう。
みずほ、三菱で合計2000億円。
JIS(ジャパンインダストリアルソリューションズ)に250億円。
合計2250億円です。
銀行が保有する優先株Aは普通株転換条項が付いていて銀行が保有している間は普通株に今すぐ転換できませんと書いていますが、譲渡した後の転換を縛る条項は有りません。
JISが保有する優先株Bもばっちり普通株転換条項が付いていて、かつ、転換制限解除事由も「平成 28 年3月期以降のいずれかの事業年度において、当社の連結営業利益が本計画で定める連結営業利益を一定程度下回る場合」と付いているのでシャープとJINSの間の契約によっては今すぐにでも普通株への転換ができる可能性は否めません。
しかし、譲渡制限があります。
その譲渡制限は、なんと株式総会による決議じゃなくて「取締役会による決議」なのです。
そして、今週またテリーゴウは日本に来て、シャープの役員に会うと言っていますが、取締役会での決議を取るために、シャープ買収後に取締役を台湾・中国企業で優遇するという裏取引をするのでしょうか。※例、エルピーダメモリの元社長は会社をつぶした後に台湾企業や中国企業からがっぽり貰っています。
そうすると、今週中になんなく取締役会での優先株譲渡の決議は採れて、2250億円分の優先株はテリーゴウか鴻海かSIPに渡ります。
ここからは、私のような素人の単純計算になりますが、
2250億円分の株式を時価140円で転換すると16億株式になり、現在の発行済み株式数約17億株なので、16億株÷(16億株+17億株)で、あっという間に49%がテリーゴウの手中に入ります。
強烈な希薄化で株価下落圧力もかかるでしょうし、例え株価が下がらなくてもクァルコムや銀行が持つ数パーセント分の株式を買い取れば、テリーゴウはシャープを手に入れることができます。
シャープの取締役がエルピーダメモリの時のように、私欲に目が眩んでこれまで日本人が培ってきた知的財産を安値で叩き売るのでしょうか。
社員や取引先を見捨てて私利に走るのか。
シャープ取締役の回答が、日本人が一生台湾・中国共産党の犬になるかという天下の分け目になりそうです。
実は、これが一番危険な取引だ。
「なんで?優先株には議決権ないから関係ないじゃない?」
と思われるかもしれませんが、優先株には普通株転換条項が付いているケースがあるのだ。
そして、シャープの優先株発行時のIRはこれ。(クリック)
これをめんどくさいけど、読んでみましょう。
みずほ、三菱で合計2000億円。
JIS(ジャパンインダストリアルソリューションズ)に250億円。
合計2250億円です。
銀行が保有する優先株Aは普通株転換条項が付いていて銀行が保有している間は普通株に今すぐ転換できませんと書いていますが、譲渡した後の転換を縛る条項は有りません。
JISが保有する優先株Bもばっちり普通株転換条項が付いていて、かつ、転換制限解除事由も「平成 28 年3月期以降のいずれかの事業年度において、当社の連結営業利益が本計画で定める連結営業利益を一定程度下回る場合」と付いているのでシャープとJINSの間の契約によっては今すぐにでも普通株への転換ができる可能性は否めません。
しかし、譲渡制限があります。
その譲渡制限は、なんと株式総会による決議じゃなくて「取締役会による決議」なのです。
そして、今週またテリーゴウは日本に来て、シャープの役員に会うと言っていますが、取締役会での決議を取るために、シャープ買収後に取締役を台湾・中国企業で優遇するという裏取引をするのでしょうか。※例、エルピーダメモリの元社長は会社をつぶした後に台湾企業や中国企業からがっぽり貰っています。
そうすると、今週中になんなく取締役会での優先株譲渡の決議は採れて、2250億円分の優先株はテリーゴウか鴻海かSIPに渡ります。
ここからは、私のような素人の単純計算になりますが、
2250億円分の株式を時価140円で転換すると16億株式になり、現在の発行済み株式数約17億株なので、16億株÷(16億株+17億株)で、あっという間に49%がテリーゴウの手中に入ります。
強烈な希薄化で株価下落圧力もかかるでしょうし、例え株価が下がらなくてもクァルコムや銀行が持つ数パーセント分の株式を買い取れば、テリーゴウはシャープを手に入れることができます。
シャープの取締役がエルピーダメモリの時のように、私欲に目が眩んでこれまで日本人が培ってきた知的財産を安値で叩き売るのでしょうか。
社員や取引先を見捨てて私利に走るのか。
シャープ取締役の回答が、日本人が一生台湾・中国共産党の犬になるかという天下の分け目になりそうです。