飛んでイスタンブール深田萌絵です。
コメント、ありがとうございます。この一年間に何回海外に行くのかという質問ですが、5回以上10回以内くらいの感じだと思います。最近はトレード三昧でお勤めもせず、夫とも別れて羽根はノビノビ、羽ばたきまくっています。
で、イスタンブールにいるのかといえば、アナトリア地方(アジアサイド)に入りました。トルコ9日間遺跡巡りの旅で、かなりハードスケジュールです。
イスタンブールに入り、トロイ遺跡⇒エフェス遺跡⇒パムッカレーの石灰棚⇒カッパドギアの地下都市遺跡⇒コンヤ⇒アンカラ⇒イスタンブールのモスク巡りで帰国なのですが、地図を見ても分かるとおり1000キロ以上を走る。毎日バスで6時間以上は走るというハードスケジュールです。
バスのなかであまりにも暇なので、トルコの歴史本とトルコ語の勉強をしていますが、トルコ語で1から100までは暗記しました。調子に乗ってレストランでトルコ語で注文しまくっていると、数を言い間違えて大量のコーヒーが出てきたり、水(su)とミルク(sut)を言い間違えたりなどの事故が発生しております(笑)
さて、トルコですが、この度、この旅であまりの美しさに心が奪われてしまいました。バスで走っているだけで楽しいという素晴らしい景色、景観、どうして32年間もこの美しい国の存在に気がつかなかったのだろうと後悔しました。
そして、トルコの歴史ですが、驚くべき複雑さ。色んな民族が入り混じり、色んな帝国が入れ替わった上に領土まで常に変わってきています。最初はトルコの歴史はオスマントルコの本でも読んでおけばいいかなっていう軽い気持ちでしたが、一筋縄ではいかない歴史のようです。
学校で習ったのはビザンツ帝国がいまのイスタンブールをコンスタンチノープルって名前を付けたってことと、ビザンツ帝国はオスマントルコに追い出されたってことくらい。
しかーし、トルコの歴史はもっと古くって、ビザンツ帝国のまえにも色んな民族が栄えていました。
それっていうのも、このエーゲ海のあたりは子供のころに読み漁ったギリシャ神話の舞台だったのです。
そして、まず一番目にめぐる遺跡としてトロイに行ってきました!ホメロスの抒情詩「イリアス」「オデッュセイア」に出てきたあの地です。
伝説だと信じられてきたのですが、1800年代にドイツのシュリーマンというビジネスマンによって発掘されました。写真はトルコ政府が観光用に再現した木馬ですが、この裏側にはトロイの遺跡が、なんと9層にも重なって待っていたのです。続きはまた・・・