最近、徳川13代将軍の妻「篤姫」の大河ドラマにはまっています。
ひよわな家定があっという間に死んでしまって、篤姫はすぐに未亡人になるんだよね。っていう話を中国人にしたら、
「ああ、その話は中国語の文献でも読んだよ。中国では家定は僧侶に毒殺されたという説が有力で、最後に家定の死を待ちきれなかった僧侶は首を絞めて殺したって書いてあったよ」
という返事だった。
ま、日本で書かれている史実と向こうの史実は異なるのはしょうがないよね。ただ、中国の文献での言い分は、死んでから30日間死体を見せないのは毒殺したからだとか、そういう論理もあるみたい。
そして、その中国人曰く、
「しかし、日本の将軍は弱虫だな。中国の昔の王様はいつも外で先頭に立って戦っていたから、ある日、王様が歳を取って病気で寝込んでいるときに大臣が首を絞めて殺そうとしたら、病気で弱っている王様のほうが強くて逆に絞め殺されちゃったっていう逸話があるんだよ。ま、日本の将軍も、僧侶に負けるようじゃぁ幕府は倒れて当然だよね」
というコメントに唖然とした。そうか、毒盛られて殺されそうでも戦うのが中国人か。
さらには、
「将軍に精力がないのがいけないよね。中国の王様には66人の息子を作った有名な人がいて、一晩に大奥では3人の女性の部屋に行くんだ。徳川のしみったれた様子はなんだ。あれじゃあ女性を喜ばせることができないじゃないか」
というごもっともな意見まで出た。
「しかし、中国の女性はもっと強いよ。王様が相手してくれなかったら、大奥で男が入れないはずでも、なんとなく相手を見つけてくるもんね。だから、子供が王位についたときに突然門番兵が大臣になったりすることもあったんだよな」
と。
そういえば、秦の始皇帝の本当の父親はりょふいという男だったと司馬列伝に書いてあったな。。。
中国と日本って全然違うよね。面白いな。